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2006年11月25日(土)

[買物|本] 銀盤カレイドスコープ9

海原零さん「銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so」(集英社スーパーダッシュ文庫)、イラストは鈴平ひろさん。

予想を裏切り、期待を裏切らない。 予想を裏切ることに力を入れちゃって、期待に応えることができない作品があふれている今日この頃ですが、銀盤カレイドスコープは本物です。 大丈夫です。 定員一名のアスリートの頂に君臨し続けるリア。 その扉を知恵と勇気と努力と根性でこじ開けるタズサ。 悪夢のどん底から這い上がり、再び花開くプリンセス・スケーティング。 引かぬ! 媚びぬ! 顧みぬ! (違う)。

誰も死なないし(ピートは最初から死んでるし)、引退を決意していた人たちもきっとタズサの活躍によって再び闘志を燃え上がらせちゃったりしそうだし、完結はしたもののまだまだ銀盤世界は動きそうではあります。 vol.9を読んだあと、しばらく余韻に浸ってvol.7から復習を始めました。 途中まで読んで気付いた。 vol.8の表紙イラスト、リアの後ろの真紅の薔薇はロサ・キネンシスではなく「エンプレス・リア」、vol.9のタズサの後ろの白とピンクの薔薇はロサ・ギガンティアではなく「タズサ・プリンセスオブアイス」なんですね。 どちらもリア城の庭に咲く新種の薔薇です。

投稿者 ミキオ | 2006-11-25(土) 00:44:59 | [銀盤カレイドスコープ] | 2006年11月 | ツイートする

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